【完】溺愛したい子は桜鬼と呼ばれる風紀委員長でした
「亀井さんはなんでそんなに必死になれるの?」

「なんでって...桜井さんを助けたいから。それに会長には...」

会長の事を話した月子の表情が少し曇った。

「会長には?」

「なんでもない。とにかく頑張ろう。最後まで!」

「ああ。みーちゃんの為にも」

しかし気になる。亀井さんがなんで集まらない理由を知っていたのか。友人からとはいえ、正確すぎる。会長の名前を言った途端、表情が曇った。

真剣に協力してくれているけど、何か俺の知らないものを抱えている気がする。少し探りをいれてみるか。
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