【完】溺愛したい子は桜鬼と呼ばれる風紀委員長でした
「さぁそろそろ始めるか」

「桜鬼とか怖そうなあだ名付いてるけど中身は中学生だ。しかも相手は男三人。女のお前に耐えられるかな?」

そろそろ大人しくしてるのは止めましょう。

「あなた達こそ、後で後悔しても知らないわよ?」

男達が構えたのと同時に美優も構えた。先に男の一人が殴りかかってきた。

美優はそれを避けようとした瞬間、美優の前にどこからか別の生徒が立ち塞がった。

「誰!?」

パシ!

「先輩方。いくら桜井さんの父親が元日本代表で
、桜鬼と呼ばれているくらい怖い人だからって女の子を殴るのは男としてどうなんでしょうか?」

「き、北川君!?あなたがどうしてここに?」

男の拳を受け止めた北川だった。

「なんだお前?」

「俺の拳を受け止めるとはいい度胸してんな。っく...!」

「どうした?」

「こいつ...なんて力だ...!腕が動かねぇ」

「あれ?先輩って大柄な体格の割に力が無いんですね」

「なんだと!?この!」

男の拳を北川は受け流し、あとの二人も殴りかかってきたが、あっという間三人の男を倒した。
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