【完】溺愛したい子は桜鬼と呼ばれる風紀委員長でした
「もう少しですね。もう少しで桜井さんは」

「うん。戻ってこれる」

ピンポンパンポーン

『中等部三年、北川秋君。高等部生徒会室まで来てください』

「今の声は会長!?」

なんで今になって会長が。

「北川くん」

「とりあえず行ってくる。残りは任せたよ。亀井さん」

「うん...」


コンコンコン

「失礼します」

「待ってたよ」

「何かごようですか?」

「この裏サイト、君が書いたのか?」

会長はパソコンで裏サイトのページを俺に見せた。

「いえ、俺ではありません」

「そうか。署名の方は集まったのか?」

裏サイトの次は署名か。

「署名は残り少しです。裏サイトのおかげで沢山集まりました」

「そうか。もう下がっていい」
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