【完】溺愛したい子は桜鬼と呼ばれる風紀委員長でした
「署名お願いしまーす」

今日の亀井さんはいつになく元気だ。昨日あんな事があったのに。無理してないか心配だな。

「亀井さん」

「北川くん!署名、目標達成したよ!」

「えっ!?本当」

「うん。これで桜井さんの退学取り消しに出来るね!」

「ああ」

これでやっと。みーちゃんに連絡しないと。

「あの、北川くん」

「何?」

「昨日はごめんなさい。私...」

「謝らなくていいよ。亀井さんが会長と何かあったのはなんとなく分かったから。終わったら亀井さんの話、聞くから」

「ありがとう北川くん。早く桜井さんに知らせないとね」

「うん」
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