meet
は女が立っていた
「ねえ。ニンゲン」
「あんた誰?ここは私の部屋だけど。どうやって来たのよ」
「あたしは嘉穂。来方はどうでもいいでしょ。あたしはミートよ」
「ミート…?」
「ええ。貴女の魂を迎えに来たの」
「私の魂?」
「そうよ。貴女は今日死ぬべきニンゲン。だから迎えに来たのよ」
「…そう。まあ、そんなに悲しい事じゃないんだけどね。どうせ、死のうと思ってたし」
「あたしは貴女が何を言おうが関係ないけど。貴女は最後の1日、どうやって、誰と、どこですごすか、それを決めたければ決めなさい。決めたくないのなら決めな
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