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泣き続けていた


「…そう。遠山先生、泣いてたんだ」
「ええ。泣いてたわ」
「それで、手紙を届けたあたしはどうなるの?」
「今から死者の門をくぐりに天へ向かうわ」
「死者の門?」
「ええ。死者の門をくぐれば自分が天国へ逝くのか、地獄へ落ちるのかが分かるわ。まあ、貴女の個人情報を見せてもらったけど、その情報では地獄に落ちる可能性は低いわね」
「いつの間に個人情報なんて見てるのよ…」
「そんな事はどうでもいいわ。さあ、早く行きましょう。死者の門へ」
「ええ。そうね」


こうして香川 秋という名の少女はこの世から消えた
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