ドラム女と男達
「まじ~!!!何色だよ~」
リョウは
ますます調子にのる。
「は?!言うわけないじゃん!」
「いいじゃん!みんな知りてーだろ?な?」
するとシュンスケとタカチャンも声をあげる。
「そうそう!俺も知りたい~~!!」
「知らないに越した事はないしな~」
私は呆れ顔で近くのイスに腰掛けた。
「サト~お前も知りたいだろ?!」
リョウのこの一言でサトと私は顔を赤らめる。
「あっいや・・・・俺?!ま、まあ・・・・知りたいけどな!」
「ほら、聡くんもこう言ってますよ~♪で何色?」
私は小さなため息をついた。
そして微かに震わせた声でこう言う。
「・・・・・・黒」