ドラム女と男達
「シュンスケが事故った」
「は?!嘘やろ?!」
「ううん!!行かなきゃ!!!」
サトは
不安で震える私の手を病院につくまで
ずっと握り締めていてくれた。
そして病院につく。
「サト!秋!!」
リョウがかけ込んでくる。
「あいつは!?無事なん?!!」
サトは興奮している。
「落ち着けって!ここ病院やぞっ」
近くに座っていたタカチャンは静かに言う。
「お前なんでそんな冷静でいられンだよ!!」
サトがタカチャンに言う。
「サト、リョウの話きこっ」
私が言うと サトは我に返ったかのようにうなずいた。
「あのな、あいつ、、、バイクで事故起こしたんだ」
「対向側から来た車にぶつかったんだよ」
タカチャンが言う。
「シュンスケは無事なの?!」
「それなら大丈夫だ。軽症ですんでる。
その集中室で寝てるよ」
リョウは後ろを指差した。
私達はすぐさま後ろに向かった。