ドラム女と男達
「お前・・・・学校来いよ」
いつもは気遣って学校の話などしないシュンスケがこんなことを言ってきて
私はビックリした。
「まだ、あいつのこと、気にしてんのか?」
私はうつむいた。
「・・・・・・俺はな、秋」
「お前が学校こねえと行く意味ねーの。分かる?」
私はふと顔を上げる。
「って嘘嘘!!!変な意味じゃねーからな~俺は別にそんなんじゃねーよ!
ただ、秋の笑顔がみたいだけ★なんちゃって~♪」
そのにこやかな面影はサトとかぶった。
私は泣きたくなった。
気がついたらシュンスケの胸の中にいた。
「・・・・・・我慢しなくていーんだよ。
泣いていーんだぞ・・・・・」