ドラム女と男達
午後9時30分。
私はベットに
寝転んでいた。
ーそうだよね・・・
ウチがサトを退学させたような
ものだよね・・・・ー
ーサト・・・・・ごめんね・・・・・・ー
目から大粒の涙が零れ落ちる。
涙はもう枯れたと思っていたのに。
私はやっぱり最後まで 弱い人間だった。
・・・・・・・死のう。
私は部屋にあったカッターを握り締めた。
15年しか生きていない私の浅い知識では
この方法しか浮かばなかった。