ドラム女と男達
また私はビックリした。
「秋ちゃん、ビビりやねえ~☆」
またサトが茶化す。
「秋でいいから!」
「ああ、そやったね」
するとあっちでリョウの叫び声がした。
「ターーーカーーーヒーーーーローーー!!起きろー!!!」
リョウのハスキーな声は部屋中に響いた。
さすがにこの大音量を耳元で聞いて、おきない奴はいない。
寝転がっていた男子はフラフラと起き、
イスに腰掛けた。
黒フレームのメガネをかけていて
こげ茶色の髪の毛。
「リョ、リョウ・・・・ちょっ、俺 今耳鳴り中!手加減してくれよ」
「あーワリワリ!
てか今自己紹介中。で、ツギお前の番だぞーッ!」
リョウはその男子をイスから立たせた。