ドラム女と男達


「あッ・・・ワリイ・・・・つい・・・・
 嬉しくて」

シュンスケは私の背中から
手を離した。

その瞬間すごく寂しく感じた。



「俺ホントは まだお前のこと諦めてねーんだ」

私はその言葉に敏感に反応した。

「えッ・・・・・」

ー私・・・・好きだよ・・・・ー


「お前とサトが切れて本当は
 すげー嬉しいんだよ。ゴメン。
 最低な奴だよな」


「や、あの、そんなことないって・・・!」

「それマジか?」

「うんっ。マジだよ!」



すると
シュンスケは
私に近づいて
耳もとで囁いた。






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