ドラム女と男達


「あ、マジで?
 あーええと、俺は 3組の祐樹タカヒロ。
 あ、これ担当楽器言う系?俺はギターとキーボードと副ドラム担当。
 よろしくな~☆」

「おいおい、お前 ぐっすり寝てたくせにテンション低けえなあ!」
リョウは すかさずツッコむ。
また笑いがおこる。

「ちげえんだよ、俺いい夢みてたのにお前等が起こすから・・・・
 夢オチとかなしだろ?!」
私はおもわず笑ってしまう。この人絶対ツボだ!そう私は思った。

「はいはい。で なんでお前は ちゃっかりフルネームで紹介してんだ?」
シュンスケの鋭いツッコミも込んでくる。

「あ、みんな名前だけ?タカヒロっつったって他にいんだろ他にっ」
「え、誰?」
「いや、知らないけどさ!てかいないだろうけど!」


_________この人は完全に天然だ。



「なあ、リョウ、そこの子もメンバー?」
「そうそう。
 あ、こいつは、秋っていうから☆
 仲良くしろよ!」




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