ドラム女と男達


「あ、そうなの?
 あ・・・え、えっと・・・お、俺、は、タカヒロ。よよよろしくッ?!!」
何故か最後だけ疑問文になっていた。
「あ、うん。よろしくっ。秋でいいからね。」
「わあ、分かったっ!」
明らかに、しどろもどろ。

((もしかして 女苦手なのかな・・・。))

すると、サトが話に割り込んできた。

「なあなあ、タカチャンってよくない?!俺そう呼んでいい?」
サトは、タカヒロくんに思いっきり抱きつく。
「お~いいね、俺ものった!な~タカチャン♪」
リョウはそう茶化す。
「お前が言うと気分ワリィから!吐くよ?」


「でも、タカチャンっていいと思うよ。」
私はサトの意見に賛成した。
「え、えっと・・俺は別にいいけど」
「じゃ、決定な☆よろしく、タカチャン」
サトはそういってグーっというポーズをした。



こうして、全員の自己紹介も済み、

その日は解散となった。







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