ドラム女と男達


「嘘なんかじゃないって!これ本当!メールで教えてくれたの。」

「ちっ違うよ!?サトは麻耶が好きなんだよ!
 だって、麻耶のメアド教えてって言ってきて・・・
 そ、それで、何で?ってゆったら麻耶が気になってるってゆったもん!」
私は途中からしどろもどろになった。


「は?!違うって!メールで、「秋のこと好きだから 協力してほしい」
 ってきたの・・。」

私は世界がまっしろになった。

「ほ、本当に・・・・!!!!」

麻耶のいうことが正しいのなら・・・・私とサトは・・・・両思い?!

私はいっきに想いがあふれ出す。

「ササササトがウチを?!!・・・信じられない・・・」
「よかったね!応援してるよ♪」

私はまだこの現実が信じられなかった。何かの間違いかもしれない・・。


私は勝手に足が動いた。


「ごめん!ちょっとウチ、学校行ってくる!!」
すると麻耶は分かっていたかのように
「うん♪がんばって!」



私は思いっきり足を急がせた。
私の足は止まる事を知らないようにすごいスピードで進む。


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