ドラム女と男達

「･････秋････。
　何これ?」

加奈は真顔で私に問う。


「ちっちが････ちがうの!!
　これは･･･本当に･････」
「はあ??何言ってんの?」
加奈はかなり興奮していた。
「ちょ、加奈　やめなよ!」
麻耶が止める。

「だから････本当に違うの････!!」
「ざけんなよ!　うちの恋に協力してくれてたくせにワケわかんないし。
　もうお前なんか友達でもなんでもねえよ!」
「加奈････!!信じて････うち絶対･･･＿＿」
私がそういいかけたとき。
「友達の好きな男に手ェ出してﾝぢゃねえよ!」

＿＿＿パチンッ＿＿＿＿＿

鋭い音がし　私は倒れこむ。
私の頬は赤く腫れ上がる。

するとその場に駆けつけたサトが駆け込む。

「秋!!!!!」
サトは私の頬をさする。
「大丈夫か?!秋!」
「うん･････。」
私は呆然としたままだった。


するとリョウが飛び込んでくる。
「お前何してんだよ!!!!!!!」
そういってリョウは加奈の胸倉を掴む。
「友達だろ?そんなに友達のいう事信じられねえのかよお前!!」

するとシュンスケが　リョウが胸倉を掴んだ手を離し
加奈に頭を下げて　こういった。