ドラム女と男達
「・・・・ごめん。
これ 全部俺が無理やりやったことだから。
秋は何にも悪くねえから。。」
「・・・・・シュンスケの馬鹿アっ!!!!」
そういって泣きながら走っていく加奈。
周りの生徒もざわめき始める。
「秋・・・・・大丈夫か・・・・?」
リョウが言う。
「大丈夫だから・・・・うちは大丈夫・・・。」
「秋・・・・。」
するとシュンスケが口を開く。
「ごめん・・・・俺のせいで・・・・。
本当ごめんな・・・。」
「ううん・・・・いいから・・・加奈が心配だよ・・・・。」
リョウ達が私を心配そうに見つめる中
サトが座ったまま 私を抱きしめた。
「もう俺から離れんなよ・・・・。」
私はそれからしばらくサトの胸の中で涙を流していた。