ドラム女と男達

「ふざけてないよ。
 ふざけてんのはその女でしょ?」
加奈は私を指差す。

「うち、秋を信用してたのに。
 信用してたうちがバカみたいだし~」
「は?!知るかよ ンなこと。
 俺にはお前が言ってるのは
 僻みのよーに聞こえるけどな」
そういって加奈を見透かす。
「ふざけんなよ!!!お前に何がわかんだよ!!」
すると無口だった麻耶が口を開ける。
「加奈・・・・それ言いすぎだよっ!加奈の気持ちはわかるけ___」
麻耶がそういい終わらないうちだった。
「は?!お前どっちの見方だよ?!うちに逆らうなよ!!クソ女!!」
そういって麻耶を足で蹴り飛ばした。

周りの生徒は悲鳴をあげる。
この事態に
他のクラスも教室へと集ってくる。


「麻耶!!!!!!!」
私も悲鳴をあげ 麻耶に近寄る。
「麻耶・・・・大丈夫!?」

すると立ち上がったのが やっぱりリョウだった。
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