ドラム女と男達


そうして2人は教室を出てた。


「おーいっ秋と麻耶ー☆」
「あ、リョウ達じゃん」
そこには
リョウとサトとタカチャン。

「3人も何か買うの~?」
「そうそう!弁当じゃ足りねえしな!」
サトも元気よく言う。
「お前弁当持ってきすぎだから。太るぞ~!」
タカチャンも突っ込む。
「おま・・・っざけんなよ!!」
「あ、てか一緒食おうぜ!」
リョウが言う。
「いいよ!」
「あ、じゃ ちょっと待っとけ~」
そういって走り出したリョウ。


すると残ったサトが口を開いた。
「・・・・・あ、秋。」
「何?」
「シュンスケが屋上でお前を待ってるよ。」
「は?それホント?」
「そーだよ。一緒に弁当食う気かしんねーけど
 秋はそっち行け」
「え・・・。でも・・・・。」
不安気にサトを見つめるとサトは
「俺は大丈夫や!
 しかも俺 シュンスケ信用してるから大丈夫!」
ニカッとはにかむサト。
 



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