ドラム女と男達

「っじゃ、遠慮なく」
そういって シュンスケは私を押し倒した。

「遠慮なくって何この体制!!
 何考えてんの?!」

「シーーッ!声出しちゃダメだよ」
「は?!ちょっとやめてよ!!離して!」
しかし腕を力強く押し付けられていて身動きも取れない。

「声出すなって。」
「は?!人来たらどーすんの!?」
「人来なかったらヤッてもいいって?」
「違うし・・・!お願いだから離してってば!」
「声出すなっつったよな?・・・もう声だせねえようにしてやるよ」
するとシュンスケはいきなり 唇を重ねてくる。

だけど私は シュンスケとするのは2回目だから慣れたせいか
抵抗はあまりなかった。
抵抗するのが面倒だった。

「・・・・!!ちょ・・・」

シュンスケは上半身裸になった。
そうして私に抱きつく。

「あっ・・・やめ・・何、、考えてんの・・・?」
「シーッ!」


そのときだった。




ガチャ

「シュンスケくんお待たせ!!!」


((か、加奈?!!?!))

聞こえたのは加奈の声だった。
< 85 / 148 >

この作品をシェア

pagetop