ドラム女と男達
「無駄な恋?それはお前のことだろ」
「そんな・・・・」
「俺はお前を絶対好きならないし
秋以外見えてねえから・・・わりいな」
加奈はその場に泣き崩れた。
「同情求めたって無駄なんだよ。
あと、金輪際 秋に近寄ったら 俺が許さねーからな」
「う・・・・グス・・・・・ッ」
泣きながら加奈は屋上から去っていった。
「っと♪作戦成功だっ!」
さっきまでの険悪さとはまるで違って
はにかんだ笑顔で私に言う。
「・・・やっぱ作戦だったんだ」
「あたりめーだろ!!作戦じゃなきゃ
俺があんな無理やりするわけねーだろッ」
何故か照れて言うシュンスケ。
「どーだかwこの間バス停でしたのはなんだったんだろーなー」
わざと言うと思ったよりかなり照れたシュンスケ。