ドラム女と男達
リョウが向かった先は、
5階の空き教室。
基本、5階は使用しておらず
立ち入り禁止となっていた場所。
「ここで何すんの?」
私は困惑ぎみに聞く。
「いやあ、変なことはしないから☆安心してね?」
リョウは、そういってクスッと笑う。
完全に茶化された!!むかつくッ!
「わかってるってそれくらいッ」
「なら いいんだけど~」
そういってリョウは、空き教室のドアを勢いよく開けた。
ガラガラッッ
「ただーいま~ッドラム連れてきたぜ~♪」
リョウは、大声で叫びをあげた。
するとちいさな歓声がおきる。
「よくやった~ッリョウ!!」
「女の子か~!!!よっしゃあっ」
すると、リョウがなだめる。
「おちつけおちつけーー!
ンぢゃ、まず軽く自己紹介しようぜ」