ドラム女と男達
「おーっ秋ー!!」
サトが手を振る。
「どうやった?」
「んとね・・・・お弁当食べたよ!」
「そっかあ~」
「・・・・・・・・。」
「秋なんか顔赤くない?」
「えっ?!
そんなことないよ!!」
私は頬を撫でる。
「そお?ならいーんやけど」
その日私は麻耶と夜遅くまで電話した。
私は自分の想いを自分一人でためておく事ができなかった。
すべての想いを親友の麻耶に伝えることにした。
「そうなんだ・・・・!!でもなんとなくウチわかってたかも」
「え?!どういうこと?」
「だって 秋、シュンスケくんといるとき楽しそうだったもん」
「そ、そうかな?!」
「分かりやすいもんねー秋」
その言葉に私は一瞬心が歪んだ。
((ってことは・・・・・サトももしかして気付いてたり・・・))
けど無論、気付いてたりしたらシュンスケのところにやったりはしないだろうと思いホッとする私。