ドラム女と男達
私が向かった先。
それは1組。
息が切れながらなんとかたどり着く。
私がついたとき
丁度ドアから
友達といっしょのシュンスケが出てきた。
目があう。
さきに声を出したのはシュンスケ。
「おーっ!秋!
何?誰かに用あんの?」
「あっえと・・・・・
ちょっと今、いい?」
「お、俺!?!?!?!??!!?」
「うん」
「いいよいいよ!てかダメなわけねーだろっ」
ムキになるシュンスケ。
友達に別れを告げてシュンスケは
そそくさとやってくる。
「・・・・・・で?話あんの?」
「うん・・・・そうなんだ」
「何?」
半分ウキウキで問いてくる。
「あのさ・・・・まだちゃんとしてなかったよね、返事」
「俺は・・・・あの返事でもう十分だよ」
シュンスケは少し悲しげな表情。