ドラム女と男達





それから少し時間が経ち

冬がやってきた。


私は
サトといる時間も増え
もう揺るがない想いにひたっていた。



「おーす!!みんなー今日は何の日か知ってるかー!?」
リョウが気張っていう。


「クリスマスだーーっ!!」
シュンスケものる。

「テンション高えなお前等」
タカチャンは冷静に突っ込む。

「サンタさん!俺にプレゼントくださーーーい!!!」
一人違う世界のサト。

私はみんなをみて吹き出す。




そう、私達は
クリスマスにもかかわらず
受験のためあって
今日まで、練習というわけになっていた。




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