夢に君を想う話





「………っ、ごめ、っん、ごめんなさっぃ………」






心からの言葉を、今度はちゃんと自分の口で。


心からの想いを、下手くそな言葉で。






「………惣菜、あっため直すか。


もうすぐクリスマス終わっちゃうけど、今年もやろう、二人で」


「ゔんっ」




クリスマス終了まで、あと5分。



これはどこかの大学生たちの、

とある冬の話。







何でもない日に食べたケーキは、ほんのりしょっぱかった。









夢想
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