東京ヴァルハラ異聞録
最強の狂宴
~両国・東軍側~
恵梨香さんに案内され、ポーンの巣を抜けた先、東軍に入った所で話をしていた。
「では、ここまでだな。私はこのまま南軍に向かう。東軍は、少年が強くなる為には良い場所かもしれんが……気を抜くと死ぬぞ?」
東軍の人達が、どれくらい強いかは俺にはわからないけど、恵梨香さん、黒井、名鳥を見ればその層の厚さはわかる。
「若き死神も、しっかり少年の傍にいてやれ。どうやら昴少年も、無茶をするタイプのようだからな」
「うん。沙羅は昴くんと一緒にいるから、大丈夫だよ」
そう、笑顔で言われると俺が照れてしまうな。
沙羅に照れはないのか。
「ではな!近くのビルで、ホームポイントの設定を忘れるなよ!また会おう!」
それだけ言うと、恵梨香さんは再びポーンの巣に飛び込み、南軍へと向かって走って行った。
「え?美姫には何もないわけ!?失礼よね、あの死神!」
美姫も何か言ってほしかったのか、頬を膨らませて明らかに不機嫌そうな顔を俺に向けた。
「は、はは……ところで沙羅、恵梨香さんが言ってた『ホームポイント』って何?PBTにそんな言葉があったように思ったけど……」
恵梨香さんに案内され、ポーンの巣を抜けた先、東軍に入った所で話をしていた。
「では、ここまでだな。私はこのまま南軍に向かう。東軍は、少年が強くなる為には良い場所かもしれんが……気を抜くと死ぬぞ?」
東軍の人達が、どれくらい強いかは俺にはわからないけど、恵梨香さん、黒井、名鳥を見ればその層の厚さはわかる。
「若き死神も、しっかり少年の傍にいてやれ。どうやら昴少年も、無茶をするタイプのようだからな」
「うん。沙羅は昴くんと一緒にいるから、大丈夫だよ」
そう、笑顔で言われると俺が照れてしまうな。
沙羅に照れはないのか。
「ではな!近くのビルで、ホームポイントの設定を忘れるなよ!また会おう!」
それだけ言うと、恵梨香さんは再びポーンの巣に飛び込み、南軍へと向かって走って行った。
「え?美姫には何もないわけ!?失礼よね、あの死神!」
美姫も何か言ってほしかったのか、頬を膨らませて明らかに不機嫌そうな顔を俺に向けた。
「は、はは……ところで沙羅、恵梨香さんが言ってた『ホームポイント』って何?PBTにそんな言葉があったように思ったけど……」