海に浮かんだ星(クリスマスの童話)

「坊ちゃん、願ってくれてありがとう。

これで私は、ずっと坊ちゃんのおそばにいられます。

坊ちゃんが迷わずに北の海へ行けるように、
ほら、こうして海に浮かんでおりますよ。」


暗い海の水面には、一粒の星が映っていました。


それはまるで、ゆらゆらと少年を手招きをしているかのように・・・。

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