海に浮かんだ星(クリスマスの童話)

「あれ・・・ヒノ爺・・・どうしたの?」


鮮やかな桃色だった大ヒトデの体は、だんだん白っぽくなっているようです。


「ヒノ爺?・・・ヒノ爺?」


「坊ちゃん、ひとつだけ言っておきましょう。


願いはきっと叶います。

坊ちゃんが、強く強く願ったら・・・、


その願いは・・・

必ず・・・


叶う・・・」



「ヒノ爺どうしたの? 

ねぇ・・・ヒノ爺?!」


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