海に浮かんだ星(クリスマスの童話)


ボォォォ――


その時、港に停泊する船の汽笛が夜中の0時を告げました。


「さようなら。 坊ちゃん・・・」


「い、嫌だ! 行っちゃ嫌だ!! 

ヒノ爺!

ヒノ爺――――!!」




大ヒトデの体は真っ白になり、やがて石のように動かなくなりました。



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