海に浮かんだ星(クリスマスの童話)

少年はハッとして固く目を瞑ると、両手を組み空に向かって叫びました。


「赤い服の人、お願いです! 

どうかヒノ爺を、連れていかないでください!

僕はもう一生何も欲しがったりしないから・・・

何もいらないから・・・

だから・・・

だから・・・」



その時でした。


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