東京ルミナスピラー

「葵、あんたは篠田にもらったキャップを被って行くんだろ？ キャップありきだと、アイテムの幅が限られちゃうんだよね」


まあ、激しい戦闘に巻き込まれたらどうせ破れてしまうし、地味でも構わないんだけどね。


それにしても蘭子はまたスカートか。


舞桜もそうだけど、激しく動き回るから、いつもパンツが見えている印象があるんだけど。


「おやおや葵。一体どこを見ているんだい？ そんなに蘭子ちゃんのスカートの中が気になるのかい？ 蘭子ちゃん。このエッチな少年に見せてやりな」


吹雪さんが俺の視線に気付き、いたずらっぽくそう言うと、蘭子はニヤニヤしながらスカートを掴んだ。


そして一気に捲り上げて見せたのだ。


「かぼちゃパンツかぼちゃパンツ。これでパンツは見えないし、スカートが捲れても恥ずかしくないぞ」


「わざわざ見せなくていいから！ やめなさい！」


まあこれで、俺も思わず見入ってしまうことがなくなるなら助かるな。


蘭子にしても舞桜にしても、スカートが捲れてパンツが見えると、思わず見てしまうのは男のサガだからな。


「何が悲しくてクソ親父に会うのにオシャレしなきゃならないんだか。あんなやつ、ジャージでいいくらいだよ本当に」