東京ルミナスピラー
その合図と共に、俺の身体が例の部屋へと転送される。


しっかりと抱えた舞美さんの身体と一緒に。


「え、えええっ!? ちょ、ちょっと葵くん! 何を連れて来てるの!? 冗談でしょ! 3Pとか絶対に嫌だからね!」


ベッドの上で、俺と舞美さんが転送されたことに驚き、声を上げた美空ちゃん。


「な……なんだここは! 一体どうやって……わ、私の身体はどこに行った!」


暴れる舞美さんを床に落とし、すかさず美空ちゃんの前に移動した俺は天井を指差した。


「ずっとずっと上にありますよ。ここは俺達が戦っていた場所の地下。どうやっても殺せないから、ここに閉じ込めるしかないかなと思って」


それでも再生出来ると言うなら、もうお手上げだけど……どうやら舞美さんの青ざめた表情から、その結果が予想出来てしまった。


「あ、葵くん! 何勝手なことしてんのよ! マジでありえないしふざけんなって感じなんだけど! ここに閉じ込めようとしてるわけ!? せっかく作ったセックス部屋なのに!」


「ふ、ふざけるな! こんな部屋に私を閉じ込められると思ってるのか! 今、地上に戻せば今回は撤退する! だから戻せ!」
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