東京ルミナスピラー
この子の性格なら、すぐにでも服を脱ぎ出したり、一緒にお風呂に入ろうとか言い出したりしそうなのに、そんな素振りを全く見せない。
「ご、ごめん。や、やっぱり美空ちゃんのお願いだから、頑張らなきゃ行けないよな……」
「焦らないの! 本当にさ、こんなキュートな女の子が誘ってるのに手を出さないなんて、一体今の高校生はどうなってるのかね? でも、多分僕は、葵くんがガツガツしてたら興味なんて持ってなかったかもね」
もう一度額を指で弾き、俺の前に椅子を持って来てそれに跨った。
「だからお願いは、僕の友達になってよ」
今までとは違う、少しはにかんだ表情で恥ずかしそうにそう言った。
「え? いや、あの……友達って。本気で言ってる? じゃあなんでこんな所に……」
「バーカ。全部言わせないでよ。あんなに言ったのに僕が何もしなかったなんて、恥ずかしくてとても人に言えないよ。誰かさんのせいで地下室はもう使えないしさ」
いや、恥ずかしがるポイントが違うんじゃないかと思ったけど、世の中には色んな人がいるからな。
俺の常識で考えちゃいけない。
「葵くんは、この街を元に戻すんでしょ? だから約束してほしいんだ。僕の友達になってくれるって」
「ご、ごめん。や、やっぱり美空ちゃんのお願いだから、頑張らなきゃ行けないよな……」
「焦らないの! 本当にさ、こんなキュートな女の子が誘ってるのに手を出さないなんて、一体今の高校生はどうなってるのかね? でも、多分僕は、葵くんがガツガツしてたら興味なんて持ってなかったかもね」
もう一度額を指で弾き、俺の前に椅子を持って来てそれに跨った。
「だからお願いは、僕の友達になってよ」
今までとは違う、少しはにかんだ表情で恥ずかしそうにそう言った。
「え? いや、あの……友達って。本気で言ってる? じゃあなんでこんな所に……」
「バーカ。全部言わせないでよ。あんなに言ったのに僕が何もしなかったなんて、恥ずかしくてとても人に言えないよ。誰かさんのせいで地下室はもう使えないしさ」
いや、恥ずかしがるポイントが違うんじゃないかと思ったけど、世の中には色んな人がいるからな。
俺の常識で考えちゃいけない。
「葵くんは、この街を元に戻すんでしょ? だから約束してほしいんだ。僕の友達になってくれるって」