東京ルミナスピラー
「頼りになるねぇ。さすがは『雷神』。さあ、秋本! いっちょ見せてやるかね、親父の力ってものをさ!」
「……問題はどうやってあの高さまで飛ぶかと言うことだが。俺はともかく、名鳥。お前は飛べるのか?」
「バッカにするんじゃねぇよ。歳は取っても昔取った杵柄ってやつがあるんだよ! 心配すんじゃねぇや!」
そんな名鳥を見て、フッと笑った秋本。
「行きますよ! この一撃でフェンリルを倒します!」
昴の声と同時に、それぞれの場所へと向かって行った。
秋本と名鳥は空に、昴は地上に。
「よう昴! あの炎の塊で何かやるつもりだろ? 頼りになる親友と自称妹が来てやったぜ!」
ビルから飛び降りている最中、昴を見付けてやって来たのか、拓真と舞桜が落下先のビルで武器を掲げて待っていた。
「名鳥さんと秋本さんがあれをぶつける! 俺達はフェンリルの背中に、あれが刺さる傷を付けるんだ!」
「なんかいよいよって感じだな、おい! 舞桜、俺達であの化け狼をぶっ殺してやろうぜ!」
拓真がそう言って舞桜の背中を叩くが、舞桜はまだ少し不機嫌そうに昴を見ていた。
「やれやれ。まだへそを曲げてるのか。全く、子供なんだから」
「……問題はどうやってあの高さまで飛ぶかと言うことだが。俺はともかく、名鳥。お前は飛べるのか?」
「バッカにするんじゃねぇよ。歳は取っても昔取った杵柄ってやつがあるんだよ! 心配すんじゃねぇや!」
そんな名鳥を見て、フッと笑った秋本。
「行きますよ! この一撃でフェンリルを倒します!」
昴の声と同時に、それぞれの場所へと向かって行った。
秋本と名鳥は空に、昴は地上に。
「よう昴! あの炎の塊で何かやるつもりだろ? 頼りになる親友と自称妹が来てやったぜ!」
ビルから飛び降りている最中、昴を見付けてやって来たのか、拓真と舞桜が落下先のビルで武器を掲げて待っていた。
「名鳥さんと秋本さんがあれをぶつける! 俺達はフェンリルの背中に、あれが刺さる傷を付けるんだ!」
「なんかいよいよって感じだな、おい! 舞桜、俺達であの化け狼をぶっ殺してやろうぜ!」
拓真がそう言って舞桜の背中を叩くが、舞桜はまだ少し不機嫌そうに昴を見ていた。
「やれやれ。まだへそを曲げてるのか。全く、子供なんだから」