東京ルミナスピラー
炎に貫かれ、包まれたフェンリルはのたうち回り……しばらくすると動きを止めて、現れた時のようにノイズが走るようにして姿を消した。
「やったな秋本! いやあ、まさかお前と協力して何かするとは思わなかったけど、何とかなるもんだな」
落下しながら嬉しそうに秋本に言うが、当の秋本は不機嫌そうに。
「おい。何だ『必殺インフェルノスマッシュ』というのは! 合図は任せたが、あんな技名聞いてないぞ! 初めて言う技名を合図に使うんじゃない!」
「はは。違ぇねぇや。だけどよ……ピッタリ合っただろ? 流石だねぇ」
そう言って笑い、槍を秋本の方に向けると、秋本もまた笑みを浮かべてハルベルトを槍に当てた。
「……お前と何かするのは二度とごめんだ」
などという話を、落下する父親がしているとは思わずに空を見上げているのは昴達。
インフェルノスマッシュが放たれる前のタイミングで飛び退き、行く末を見守っていたのだ。
「やっぱりあの二人は別格だな。なんというか……絶対に何とかしてくれるって思えるんだよな。精神的支柱ってやつか?」
「そうだな。俺も負けていられないな。まだまだ強く……」
拓真と昴が笑い合っていた時だった。
大地が、空が振動し、ドンッという激しい音が街全体を包んだのは。
「やったな秋本! いやあ、まさかお前と協力して何かするとは思わなかったけど、何とかなるもんだな」
落下しながら嬉しそうに秋本に言うが、当の秋本は不機嫌そうに。
「おい。何だ『必殺インフェルノスマッシュ』というのは! 合図は任せたが、あんな技名聞いてないぞ! 初めて言う技名を合図に使うんじゃない!」
「はは。違ぇねぇや。だけどよ……ピッタリ合っただろ? 流石だねぇ」
そう言って笑い、槍を秋本の方に向けると、秋本もまた笑みを浮かべてハルベルトを槍に当てた。
「……お前と何かするのは二度とごめんだ」
などという話を、落下する父親がしているとは思わずに空を見上げているのは昴達。
インフェルノスマッシュが放たれる前のタイミングで飛び退き、行く末を見守っていたのだ。
「やっぱりあの二人は別格だな。なんというか……絶対に何とかしてくれるって思えるんだよな。精神的支柱ってやつか?」
「そうだな。俺も負けていられないな。まだまだ強く……」
拓真と昴が笑い合っていた時だった。
大地が、空が振動し、ドンッという激しい音が街全体を包んだのは。