東京ルミナスピラー
そういえば、ソウルストーンを一つ消費して回復が出来るってヘルプに書いてあったな。
PBSを開いて、どこをタッチすれば回復出来るかわからないまま、ソウルストーンに触れてみると……。
「ソウルストーンを1個消費して、体力と怪我を回復しますか?」
という文字が浮かび上がり、「YES」「NO」の選択肢が。
耐えられないほどじゃないけど、ジンジンと耳が痛むから「YES」を押してみると……。
切り裂かれた耳がムズムズと痒くなり、痛みが完全になくなって、流れていた血でさえも消え去ったのだ。
「な、なんだこれ……凄い。痛みがなくなったし、疲れも取れた」
まるで、朝起きたばかりの状態に戻ったみたいだ。
「さて、じゃあこれからどうするか話し合おうかね。北軍にそれほどの戦力が集まっているなら、南軍に攻め入るべきだと思うんだけど……舞美ちゃんはどう思う?」
「そうですね。杉村さんと葵くんは一度聖戦を生き抜いて、強くなったはずなのに勝てない相手が多くいるとなると……」
浜瀬さん、須田さん、松坂さんが座っているソファの傍に移動し、空いている席に座ってPBSを開いた舞美さん。
入り口に立ったまま、その光景を眺めていた俺に、灯が心配そうな顔で近付いてきた。
PBSを開いて、どこをタッチすれば回復出来るかわからないまま、ソウルストーンに触れてみると……。
「ソウルストーンを1個消費して、体力と怪我を回復しますか?」
という文字が浮かび上がり、「YES」「NO」の選択肢が。
耐えられないほどじゃないけど、ジンジンと耳が痛むから「YES」を押してみると……。
切り裂かれた耳がムズムズと痒くなり、痛みが完全になくなって、流れていた血でさえも消え去ったのだ。
「な、なんだこれ……凄い。痛みがなくなったし、疲れも取れた」
まるで、朝起きたばかりの状態に戻ったみたいだ。
「さて、じゃあこれからどうするか話し合おうかね。北軍にそれほどの戦力が集まっているなら、南軍に攻め入るべきだと思うんだけど……舞美ちゃんはどう思う?」
「そうですね。杉村さんと葵くんは一度聖戦を生き抜いて、強くなったはずなのに勝てない相手が多くいるとなると……」
浜瀬さん、須田さん、松坂さんが座っているソファの傍に移動し、空いている席に座ってPBSを開いた舞美さん。
入り口に立ったまま、その光景を眺めていた俺に、灯が心配そうな顔で近付いてきた。