東京ルミナスピラー
「ちょ、ちょっと待ちや! 武器を下ろせや! いきなり何暴走しとんねんお前ら! 少しは落ち着け!」
大和さんに言われてもなお、武器を下ろす気配がない三人が、発する緊張感は変わらない。
「俺は十分冷静だし、正気だぜおっさん。でもまあ、俺が今、昴と殺し合う意味がないのは事実だけどな」
そう言って、警戒しながらも一番最初に下ろしたのは拓真だった。
拓真が姉さんの為にキングを探しているのなら、拓真自身がキングを破壊する意味なんてないのだ。
そうしてしまえば、外に出るのは姉さんではなく拓真だろうから。
それを見て、舞桜も結城さんも武器を下ろした。
「ふぅ。たまらんで。せっかく南北西軍の人間が、軍の壁を越えて協力した言うのに。キング一つで簡単に仲間から敵になれるんやな」
「おっさん。俺は『今は』殺し合う意味がないって言っただけだぜ。光ちゃんを連れて戻った時には、遠慮なく殺らせてもらうつもりだ」
拓真も結城さんも、自分の信念がハッキリしている。
その為には、例え友人が目の前に立ちはだかろうと、なんの迷いもなく斬り捨てる覚悟があるのだろう。
だからこそ強いんだろうな。
大和さんに言われてもなお、武器を下ろす気配がない三人が、発する緊張感は変わらない。
「俺は十分冷静だし、正気だぜおっさん。でもまあ、俺が今、昴と殺し合う意味がないのは事実だけどな」
そう言って、警戒しながらも一番最初に下ろしたのは拓真だった。
拓真が姉さんの為にキングを探しているのなら、拓真自身がキングを破壊する意味なんてないのだ。
そうしてしまえば、外に出るのは姉さんではなく拓真だろうから。
それを見て、舞桜も結城さんも武器を下ろした。
「ふぅ。たまらんで。せっかく南北西軍の人間が、軍の壁を越えて協力した言うのに。キング一つで簡単に仲間から敵になれるんやな」
「おっさん。俺は『今は』殺し合う意味がないって言っただけだぜ。光ちゃんを連れて戻った時には、遠慮なく殺らせてもらうつもりだ」
拓真も結城さんも、自分の信念がハッキリしている。
その為には、例え友人が目の前に立ちはだかろうと、なんの迷いもなく斬り捨てる覚悟があるのだろう。
だからこそ強いんだろうな。