東京ルミナスピラー
「は? え? あ、灯が!?」
慌ててエレベーターの方を向いた俺に、杉村が続ける。
「灯ちゃんだけじゃねぇ。お前、夕蘭ちゃんはどうしたんだよ。帰って来てねえし、篠田さんも行方不明のままだ。んでもって……」
「ちょ、ちょっと待って! 情報量が多過ぎて何がなんだか……え? 灯がいなくなって、夕蘭とタケさんが帰ってない?」
「ピヨが夕蘭ちゃんと出て行って、もう三日になる。一体何がどうなってんだ? いや、まあそれだけじゃねぇんだけどよ」
俺が死んでから三日も経っているのか。
いや、それよりも行方がわからない灯達の方が心配だ。
「あの日から何があったか説明するから、葵くんも座って。お腹空いてない? 宗司くん、コンビニに行って、何か食べるもの買ってきてくれないかな」
「俺は説明が苦手だから任せたかんね。昼飯は俺の奢りにしておくからさ」
そう言って、両方の人差し指を舞美さんに向けておどけて見せた宗司。
ホテルから出て、コンビニに向かった。
「さて、どこから話したらいいかな。まず、三人の行方がわからないというのは本当よ。仮に死んでいるとすると、葵くんよりも強い篠田さんがいないのは理解出来るけど、夕蘭が復活しない意味がわからないの」
慌ててエレベーターの方を向いた俺に、杉村が続ける。
「灯ちゃんだけじゃねぇ。お前、夕蘭ちゃんはどうしたんだよ。帰って来てねえし、篠田さんも行方不明のままだ。んでもって……」
「ちょ、ちょっと待って! 情報量が多過ぎて何がなんだか……え? 灯がいなくなって、夕蘭とタケさんが帰ってない?」
「ピヨが夕蘭ちゃんと出て行って、もう三日になる。一体何がどうなってんだ? いや、まあそれだけじゃねぇんだけどよ」
俺が死んでから三日も経っているのか。
いや、それよりも行方がわからない灯達の方が心配だ。
「あの日から何があったか説明するから、葵くんも座って。お腹空いてない? 宗司くん、コンビニに行って、何か食べるもの買ってきてくれないかな」
「俺は説明が苦手だから任せたかんね。昼飯は俺の奢りにしておくからさ」
そう言って、両方の人差し指を舞美さんに向けておどけて見せた宗司。
ホテルから出て、コンビニに向かった。
「さて、どこから話したらいいかな。まず、三人の行方がわからないというのは本当よ。仮に死んでいるとすると、葵くんよりも強い篠田さんがいないのは理解出来るけど、夕蘭が復活しない意味がわからないの」