30歳のクリスマスソング
今夜は店が休みとのことで家族揃っての夕食。
の筈だった。
「母ちゃん、ヤスは?」
「デート」
ヤスとは19歳の
工場で働いている二番目の弟。
まあそこそこイケメンで、
ちょいチャラくて女の扱いは上手い。
「へーそうなん。アタシへの当てつけ?」
「そりゃ姉ちゃんが悪いんやんか。」
「なんでー?」
「姉ちゃんのその性格とか直さんのがいかんのとちゃう?」
「アンタなんで最近関西弁?」
「何となく。」
「姉ちゃん、そこそこ綺麗なんやからさ、その辺もうちょっとどうにかして、我慢言うもん覚えたらすぐ彼氏できると思うけどなあ。」
「せやろ?せやろ?うちもそう思てたんや。」
「関西弁やめえな。」
「アンタの店のお客さんでいい人おらんとね?」
「そんな母ちゃん無理やって。」
「兄弟なんやからお姉ちゃんの幸せ手伝ってよ。」
「そんなんよかし!」
「ご馳走さまでした!」
箸をテーブルに叩きつけた。
大体、家族で夕食食べるとこんなことになる。
の筈だった。
「母ちゃん、ヤスは?」
「デート」
ヤスとは19歳の
工場で働いている二番目の弟。
まあそこそこイケメンで、
ちょいチャラくて女の扱いは上手い。
「へーそうなん。アタシへの当てつけ?」
「そりゃ姉ちゃんが悪いんやんか。」
「なんでー?」
「姉ちゃんのその性格とか直さんのがいかんのとちゃう?」
「アンタなんで最近関西弁?」
「何となく。」
「姉ちゃん、そこそこ綺麗なんやからさ、その辺もうちょっとどうにかして、我慢言うもん覚えたらすぐ彼氏できると思うけどなあ。」
「せやろ?せやろ?うちもそう思てたんや。」
「関西弁やめえな。」
「アンタの店のお客さんでいい人おらんとね?」
「そんな母ちゃん無理やって。」
「兄弟なんやからお姉ちゃんの幸せ手伝ってよ。」
「そんなんよかし!」
「ご馳走さまでした!」
箸をテーブルに叩きつけた。
大体、家族で夕食食べるとこんなことになる。