30歳のクリスマスソング
「プーのくせに偉そうに」
「じゃあお姉さん、仕事は?」




    ーーギク…
   ーー何て言おう…




   ーーアタシもプーよ
  って開き直っておちゃらけてみる?




    それはできない。
  搾り出した応えがあろうことか…




「あ、アタシ?」
「そっ。」

疑いマックスな視線でアタシを覗き込む。

「し、小説家。」
「まったあ…嘘くせえ。」





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