30歳のクリスマスソング
そう言って如何にも疑い5万パーセントのような薄眼の横目でアタシをみて





「正直に言いなよ。恥ずかしがらなくていいからさ。」

   とアタシの可愛い耳を覆っていた
    黒髪を少し上げ耳元で囁く。





  その息を吹きつけるような甘い声に
   アラサー処女はダウン寸前まで
    ロープ際に追い詰められる。





「そ、そんな耳元でとか反則やし!」
   男を突き飛ばすアラサー。






それでもまだ心のドキドキは止まらない。







   ーー何?この女慣れした態度!

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