30歳のクリスマスソング
それでも舞い落ちる白い結晶が
色とりどりのライトに照らされ
嫌が応にもテンションを上げてくる。
こんな雰囲気の中で
プロポーズされたいって
アラサー女の妄想がまた暴走する。
「どう?」
帰る前にとりあえず萌に連絡を入れる。
「あー…セリか。少しはマシ。」
「夕食はどうする?」
「今何時?」
「6時過ぎ。」
「んー…もう少し寝るから、8時過ぎ位から味噌ラーメン食べに行こうか。」
「了解!今からとりあえず戻るから」
「ん…」
そのままいきなり電話を切る女。
それでもまだ妄想に縛られる女。