翔ちゃん雨だよ一緒に帰ろ?


「ど、どーしたの突然!美緒ちゃん誰かになんかされたの?誰?どこのどいつ?今すぐ連れてきなここに!」

「華世ちゃん声がおっきい!」

彼女はしばしゴホゴホむせて。
それからゴクゴク飲んで。
大きなため息をつくまで私はしばし待機。


「違うの!友達の相談なんだけど、わたしそういうの経験ないからさ、どうなのかなぁと思って」

嘘だらけでごめんなさい、でも至って真剣なの。それはほんとなの。

「それ、ほんとに友達の話?」

「うん。ほんとほんと」

目よ泳ぐなー。
瞬き!我慢しろー!
でもすでにめちゃめちゃ怪しまれてる。
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