翔ちゃん雨だよ一緒に帰ろ?
でも。そういうの抜きにして、今日の美緒は挙動不審すぎる。
なんかおかしい。
もともとおかしいけど普段以上におかしい。
いつもならすぐリビングにやって来て、その手にはちゃんとドライヤーを持ってる。
無言で俺の膝の間に座って「もちろん乾かしてくれるよね?」と言わんばかりの無邪気な笑顔で当たり前のようにドライヤーを手渡してくる。
で、つい甘やかしてしまう俺。
それなのに、今日は自分で髪を乾かしてた。
ついに自分が女子なことを自覚した?
それともクラスでなんかあった?
いや、もしかして俺のことがうざくなってきたとか?
雷鳴と閃光でハッと我に返る。
どっちも間隔が空かなくなってきた。
いつも通りなら美緒はベソかいてるはず。
そう、いつも通りなら。
なんかおかしい。
もともとおかしいけど普段以上におかしい。
いつもならすぐリビングにやって来て、その手にはちゃんとドライヤーを持ってる。
無言で俺の膝の間に座って「もちろん乾かしてくれるよね?」と言わんばかりの無邪気な笑顔で当たり前のようにドライヤーを手渡してくる。
で、つい甘やかしてしまう俺。
それなのに、今日は自分で髪を乾かしてた。
ついに自分が女子なことを自覚した?
それともクラスでなんかあった?
いや、もしかして俺のことがうざくなってきたとか?
雷鳴と閃光でハッと我に返る。
どっちも間隔が空かなくなってきた。
いつも通りなら美緒はベソかいてるはず。
そう、いつも通りなら。