会長。私と恋のゲームをしてください。
3rd ゲーム。
告白
静かな保健室。
会長と2人きり、という空間に緊張してしまう。
何か話さなくちゃ、と思って会話のネタを探す。
お、思い浮かばない……。
ちらりと会長を見れば、視線は私に向いていて。
じっと、私を見つめる会長の姿にドキッとした。
「……体、痛いか?」
ベッド横に置いてある椅子に座っている会長。
少し身を乗り出して、私の手に触れた。
会長に触れてもらっている。
それだけで、体の痛みは吹き飛んでしまいそうだ。
「さっきよりは、痛くないです」
「そうか」
会長が私の手をぎゅっと握り締める。
その手は温かくて。
だけど、どこか冷たかった。
「守りきれなかった……」
苦しそうに呟く会長。
会長は自分自身のことを責めているのだろうか。
唇を噛んでいる会長の姿を見ると、申し訳なく感じた。
ベッドに横になっていた私は体を起こそうと、力を入れる。
だけど、体は悲鳴を上げていて、私ひとりの力じゃ起き上がれなかった。
そんな私に気がついたのか、会長はそっと私の背中に腕を回す。
痛めた背中をいたわるように、そっと支えてくれる。
無事、起き上がることができた私は会長に体を向ける。
会長と2人きり、という空間に緊張してしまう。
何か話さなくちゃ、と思って会話のネタを探す。
お、思い浮かばない……。
ちらりと会長を見れば、視線は私に向いていて。
じっと、私を見つめる会長の姿にドキッとした。
「……体、痛いか?」
ベッド横に置いてある椅子に座っている会長。
少し身を乗り出して、私の手に触れた。
会長に触れてもらっている。
それだけで、体の痛みは吹き飛んでしまいそうだ。
「さっきよりは、痛くないです」
「そうか」
会長が私の手をぎゅっと握り締める。
その手は温かくて。
だけど、どこか冷たかった。
「守りきれなかった……」
苦しそうに呟く会長。
会長は自分自身のことを責めているのだろうか。
唇を噛んでいる会長の姿を見ると、申し訳なく感じた。
ベッドに横になっていた私は体を起こそうと、力を入れる。
だけど、体は悲鳴を上げていて、私ひとりの力じゃ起き上がれなかった。
そんな私に気がついたのか、会長はそっと私の背中に腕を回す。
痛めた背中をいたわるように、そっと支えてくれる。
無事、起き上がることができた私は会長に体を向ける。