会長。私と恋のゲームをしてください。
4時限目の授業が終わり、お昼休みになる。
自分の席でひとり、お弁当を食べる。
自分で作ったお弁当を、ひとりで食べるのは寂しいけれど、友達がいないんだから仕方がない。
いまさら、無理に友達を作ろうとも思わない。
高校生活を楽しむなんて無理だと思う。
直感が私に言っている。
こんな直感、当たって欲しくはないけれど。
いつもと変わらない日常。
そう思いながら、お弁当を広げていると。
「美雪ちゃん」
後ろから聞きなれた声がする。
振り返れば穏やかな顔の理樹くんが立っていた。
「理樹くん! なんでここに?」
理樹くんがうちのクラスに来ることは珍しい。
と、いうより、ほとんどない。
理樹くんの突然の登場にざわつくクラスメイトと、驚く私。
「春馬がお前を呼んでいる」
「……会長が? なんで?」
首をかしげる私と、首をかく理樹くん。
理樹くんが首をかくときは、困ったときのクセだ。
多分、理樹くんの様子からして、会長がまたなにか言い出したんだろう。
本当に人を振り回すのが好きな生徒会長だ。
ため息を吐きながら、1度広げたお弁当を再びまとめる私。
クラスメイトのなんとも言えない視線を浴びながら、理樹くんと教室を出る。
生徒会室へ向かう私たち。
私は理樹くんの半歩後ろを歩く。
すれ違う生徒の視線が痛い。
自分の席でひとり、お弁当を食べる。
自分で作ったお弁当を、ひとりで食べるのは寂しいけれど、友達がいないんだから仕方がない。
いまさら、無理に友達を作ろうとも思わない。
高校生活を楽しむなんて無理だと思う。
直感が私に言っている。
こんな直感、当たって欲しくはないけれど。
いつもと変わらない日常。
そう思いながら、お弁当を広げていると。
「美雪ちゃん」
後ろから聞きなれた声がする。
振り返れば穏やかな顔の理樹くんが立っていた。
「理樹くん! なんでここに?」
理樹くんがうちのクラスに来ることは珍しい。
と、いうより、ほとんどない。
理樹くんの突然の登場にざわつくクラスメイトと、驚く私。
「春馬がお前を呼んでいる」
「……会長が? なんで?」
首をかしげる私と、首をかく理樹くん。
理樹くんが首をかくときは、困ったときのクセだ。
多分、理樹くんの様子からして、会長がまたなにか言い出したんだろう。
本当に人を振り回すのが好きな生徒会長だ。
ため息を吐きながら、1度広げたお弁当を再びまとめる私。
クラスメイトのなんとも言えない視線を浴びながら、理樹くんと教室を出る。
生徒会室へ向かう私たち。
私は理樹くんの半歩後ろを歩く。
すれ違う生徒の視線が痛い。