会長。私と恋のゲームをしてください。
「私も本当は、髪の毛伸ばしたいの! でもね、部活の規則で……」
「夏樹。静かにしろ」
夏樹ちゃんが話しかけてくれている間に、会長が戻ってきた。
手にはトレーを持って。
ソファの前にあるローテーブルに、マグカップを3つ置いてくれる。
マグカップの中を少しのぞけば、温かそうな飲み物が入っていた。
「お兄ちゃんのホットミルク!? 私、これ好き!」
夏樹ちゃんはオレンジ色のマグカップを手にとって、ホットミルクを飲む。
『あつい!』と言いながらも、幸せそうな顔をしながら飲んでいる。
「美雪ちゃんも飲んで! 美味しいから!」
私は目の前に置かれた、ピンクのマグカップにそっと手を伸ばす。
マグカップが温かくて、冷えていた手が少しずつ温まってくる。
「いただきます」
ホットミルクを一口飲む。
ほんのり甘くて、やさしい味。
温かさが全身に広がっていく。
ホットミルクに包み込まれるような、そんな感覚。
「夏樹。静かにしろ」
夏樹ちゃんが話しかけてくれている間に、会長が戻ってきた。
手にはトレーを持って。
ソファの前にあるローテーブルに、マグカップを3つ置いてくれる。
マグカップの中を少しのぞけば、温かそうな飲み物が入っていた。
「お兄ちゃんのホットミルク!? 私、これ好き!」
夏樹ちゃんはオレンジ色のマグカップを手にとって、ホットミルクを飲む。
『あつい!』と言いながらも、幸せそうな顔をしながら飲んでいる。
「美雪ちゃんも飲んで! 美味しいから!」
私は目の前に置かれた、ピンクのマグカップにそっと手を伸ばす。
マグカップが温かくて、冷えていた手が少しずつ温まってくる。
「いただきます」
ホットミルクを一口飲む。
ほんのり甘くて、やさしい味。
温かさが全身に広がっていく。
ホットミルクに包み込まれるような、そんな感覚。