会長。私と恋のゲームをしてください。
「駅まで走るぞ」
そう言って会長は走り始めた。
走ったら電車の時間に間に合うかな?
って、そうじゃなくて!
私のせいで遅刻だよ!
会長の後ろを息を切らして走りながら、心の中で謝る。
私がモタモタしているから、会長を遅刻せることになってしまった。
……私も遅刻決定だけど。
でも、変なところ真面目なんだなぁ。
会長は“会長”だから、遅刻しないようにしているんだな。
生徒の見本になれるように。
そう思うと、なんだか心が温かくなった。
今までだったら知ることの出来なかった会長を知ることが出来てなんだか嬉しくなった。
少しだけ。
ほんの少しだけ、アパートが改装になって良かったな、と思えた。
そう言って会長は走り始めた。
走ったら電車の時間に間に合うかな?
って、そうじゃなくて!
私のせいで遅刻だよ!
会長の後ろを息を切らして走りながら、心の中で謝る。
私がモタモタしているから、会長を遅刻せることになってしまった。
……私も遅刻決定だけど。
でも、変なところ真面目なんだなぁ。
会長は“会長”だから、遅刻しないようにしているんだな。
生徒の見本になれるように。
そう思うと、なんだか心が温かくなった。
今までだったら知ることの出来なかった会長を知ることが出来てなんだか嬉しくなった。
少しだけ。
ほんの少しだけ、アパートが改装になって良かったな、と思えた。