幸せの鐘
「日曜日なんだけど、私の唯一の親友を
家に呼びたいの‥
ダメかな‥?」
「ダメなわけねぇよ。
親友は大事にしとけ。
俺はその日ちょうど仕事でいねぇから。」
そう言えば大事な仕事があるとか言ってた。
「蒼汰くんありがとう。」
「あの部屋は杏の家でもあるんだから
好きにしていいんだからな?」
もう、益々好きになっちゃうよ。
ーーーーー
その日帰ってソファに座ってたら
いつの間にか寝てしまってて思い出したくない
夢を見てしまった。
父親に殴られて母親に罵られる
「やめて‥殴らないで‥
やめてーーーっ!」
「杏!起きろ!」
「蒼汰くん‥」
私の頬には涙がつたってた
「ずっと聞くの迷ってたんだけどな‥
何があったのか話せ。」